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このメールは、アジル アソシエイツのお客様、
アジルアソシエイツが講演するセミナーにお越し頂いた方々、
その他の機会に名刺交換をさせて頂いた方々にお送りしています。
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「目指せ!購買改革!!」
〜調達購買改革最前線〜
─────────────────────────── 2014. 10. 8 ───
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☆調達購買資材部門ベンチマーキングアンケート調査ご協力のお願い
☆今週のメッセージ「間接材購買は何故上手くいかないのか。− その2」
☆「調達・購買人材向けトレーニングセミナー」のお知らせ
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■ 調達購買資材部門ベンチマーキングアンケート調査ご協力のお願い
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ベンチマーキングアンケート調査のご協力につきまして引き続きお願い申し上げます。
本調査の結果につきましては調査回答ご協力企業様にのみ詳細レポートを送付
させていただきますので是非ともご協力お願い申し上げます。
アジルアソシエイツはこれまでも様々な先進事例レポートやアンケート調査報告など
を行ってきました。
アジルレポートページ:http://www.agile-associates.com/report_index.html
当社は本年度調査テーマとして企業の「ベンチマーキング調査」を実施いたします。
https://questant.jp/q/AGILE2014BP
本アンケートは株式会社アジルアソシエイツが日本企業の調達購買部門の実態調査
のために実施するものです。
本調査の結果についてはサマリー版のみ公表を予定していますが、調査回答ご協力
企業様には詳細レポートを送付させていただきます。
またご回答いただいきました個人名や会社名を公表することはありません。
是非ともご協力お願い申し上げます。
アンケート調査ご協力はこちらから。
https://questant.jp/q/AGILE2014BP
10月末日までにご回答ください!
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■ 今週のメッセージ「間接材購買は何故上手くいかないのか。- その2」
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先週に引き続き「間接材購買」についてです。
今回の三週にわたる「間接材購買」については私の現場体験を踏まえて本音を書いて
います。これは多くの企業で間接材購買に従事している人たちが報われておらず、
そういう方々やマネジメントに対して気づきや動機づけの一途になればと考えている
からです。
ご批判やご意見もあるでしょうがそういうことも含め将来に繫げていくために書いている
ことをご理解いただければと存知ます。またもしご批判やご意見がありましたら是非とも
いただければ幸いです。
前回書かせていただいた通り、同じ企業で10年前と現在でも同じこと(やりやすい品目の
コスト削減活動)をやっているだけで、多少対象品目の入れ替わりはあるものの、目的や
活動は殆ど変わっていないことを指摘しました。
その一つの大きな理由として人の問題を上げました。人の問題とは異動によって何年か
に一回人が入れ替わりスキルの継承や仕組みの構築ができている企業は少ないという
こと、それから間接材プロフェッショナルを単なる便利なコスト削減要員としてしか活用
できていない、ことを上げました。
また前回外部企業の活用によるコスト削減の実行、という点もスキルが継承されない理由
の一つだと申し上げましたが、一方でサプライヤ側はこのような活動をどのように捉えて
いるのでしょう。
私はVOS(ボイスオブサプライヤ)を推奨しサプライヤの声を聞きなさい、と常に申し上げて
おります。何故なら今後益々間接材であってもサプライヤやパートナーの力を活用し
なければならないからです。しかしサプライヤのパフォーマンス評価も含む包括的な
サプライヤマネジメントを間接材領域で実行している企業は数えるほどしかありません。
外部企業にコスト削減実行を委託している企業は本来であれば最も大切なサプライヤとの
コンタクトポイントを他社に委託している訳ですから、サプライヤマネジメントなどできている
筈はないのです。
またどちらかというと社内でも力が強くない間接材購買チームですから、社内的な抵抗が
あまり多くない「やり易い」品目が繰り返しコスト削減のターゲットになるので、その対象
品目のサプライヤにとっては至って面倒な状況であることは容易に想像できます。
実際にそのような対象品目になりやすい競争環境の激しいマーケットのサプライヤから
は悲鳴に近いような声を良く聞きます。彼らの言いたいことはこういうことです。
「競争が激しいのは止むを得ないが、業者ではなくパートナー、少なくともサプライヤとして
みて欲しい」
「価格だけでなくその他のことも評価して欲しい」
当たり前と言えば当たり前。
あるサプライヤから本音ベースでこのような話を聞いたことがあります。
「あの会社は我々をパートナーなんて考えていない、自分の会社だけよければそれでよい、
彼らにとって我々は業者の一つにしかすぎないから。そういう会社とは本音では付合いたく
ない。」ショッキングなことですが、事実です。
調達・購買の仕事とは外部資源の有効活用です。自社にないものを外部の最適なリソース
で埋めていくことが基本的な役割。こういう状態でそれができていると言えるでしょうか。
サプライヤにとって、もっと困るのは、コスト削減活動の波に襲われ大がかりなコンペを実施
し、競争の結果利益をはき出しました。それで落ち着くかなと思ったらいきなり担当が変わり
ます。変わった担当とのリレーションをまた1から作っていく必要があるだけでなく、その新しい
担当は過去のコンペのことなど知らずにまた同じようなコンペがスタートする。
このような状況でついていけるサプライヤはいるでしょうか。サプライヤにとっては迷惑な話
でしかありません。
次に間接材購買システムについて述べていきます。
間接材の特徴の1つに関連する人(会社)の多さを上げました。関連する人や会社が多いこと
はそれだけ情報伝達や情報共有の必要性がある訳ですから、インターネット技術の活用等
システム化によるメリットは大きいです。しかし一方で間接材購買システムを上手く活用
できている企業はほんの一握りです。
もし、御社が何らかの間接材購買システムを導入し使っているとしたらこういう質問に答えて
ください。
「それは全支出のどの程度をカバーしていますか?」
「そのカバー率は過去に比べて上がっていますか?」
この2つの質問に対して即答できる企業も多くないでしょうし、即答できたとしても当初想定
していたカバー率には到底いたっていないというのが実態でしょう。
当初、間接材購買システムは間接材購買の集中購買化を進めていくのに必須だと考えら
れていました。購買システムを導入することで、集中購買が進みコスト削減の実行に
つながるので、システム導入でコスト削減が間接的に実現できるという誤った理解が
そこにはあったのです。
そのため、2000年頃から大手企業を中心に間接材購買システム導入に数億円も投資
するといった状況が生まれました。しかし導入企業側もシステム導入をしても自動的に
支出カバー率が100%になる訳ではないことにようやっと気が付き始めました。
そうなると数億円もの投資をすること自体がナンセンスになります。リーマンショックの
影響やクラウド環境の整備もあり、当初のインストールベースの購買システムは売れなく
なりました。
売れなくなるとシステム開発会社は(だいたいのケースで)買収という形でお亡くなりに
なります。2000年当初に片手では足りないほどの数もあった間接材購買システムの
開発会社ですが、今はインストールベースでの商売をやっているシステム開発会社は
数社しか思い当たりません。
一方で、SaaS形式の安価なサービスが主力になってきます。
システムというものはとてもやっかいなものです。一度お客さんがつくとお客さんが
使い続ける限り新たな投資を行い、バージョンアップをしなければなりません。しかし、
会社がなくなる場合にはその限りではありません。
システム開発会社が統廃合されると一度大金をかけて導入した購買システムを
リプレイスしなければならなくなります。「そもそもあまり使われていないのだから、
リプレイスもしないで捨ててしまう」という考え方もありますが、例え部分的にでも
間接材購買システムを導入し運用を始めた企業が、またメールとワークフローでの
半マニュアル的な運用に戻しましょうというケースを私は殆ど知りません。
このように使いこなせないシステムとそのシステムのサポートも終わり、止むを得ず、
また再投資を行う、しかし未だにカバー率は伸びておらず、使いこなせていない状況は
変わらないのです。
ここにも間接材購買の進歩がない典型的な状況が見られます。
先進的な企業の中には会計システムと購買システムを連携させてどのサプライヤーに
毎年いくら支出しているかを全バイヤーが自分のパソコンから見られるようにしています。
またある企業では購買システムをカスタマイズし、直接材同様に全ての購買をマスター
登録することでほぼ100%のシステムカバー率を達成しています。
しかし、このような企業の事例は非常に稀です。
これまでの二回で人の問題、サプライヤマネジメントの問題、購買システムの問題を
取り上げてきましたが、いかに10年前と同じ繰り返しをしていて進歩がないことが
よく理解できたと考えます。
じゃあどうすればいいのか、この点は次回のメルマガで示せればと考えております。
次回は私が考える間接材購買の今後の方向性について述べていきます。
当メルマガでご意見、ご質問、ご要望などございましたら
info-ag@agile-associates.comまでご連絡ください。
遅くなるかもしれませんが、必ず私(野町)からご連絡させていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
(野町 直弘)
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■ 「調達・購買人材向けトレーニングセミナー」のお知らせ
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2014年10月以降の「調達・購買トレーニング・セミナー」の開催日程が決定いたしました。
【基礎セミナー】
『調達・購買業務基礎』 参加費:33,000円(税別)
2014年12月11日(木)
2015年 3月12日(木)
「アジルアソシエイツの名物セミナーです。
購買担当者としての心構えから技法・手法の基礎を学べます!」
『経費削減・間接材購買入門』 参加費:33,000円(税別)
2015年 1月15日(木)
「経費購買、間接材購買の草分け的存在が教えるコスト削減のコツが
評判です!」
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/train/train.html
【現場学セミナー】
『中堅社員(バイヤー)のための育成研修』
参加費:47,000円(税別)
2014年 11月13日(木)
『コスト削減手法と戦略ソーシング』
参加費:47,000円(税別)
2015年 2月20日(金)
『経費削減・間接材・サービス商材購買業務改革』
参加費:47,000円(税別)
2015年 3月 5日(木)
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/train/train.html
【リーダー養成セミナー】
『調達・購買・資材部門長向け「調達・購買業務改革リーダー研修」』
参加費:60,000円(税別)
2014年12月 5日(金)
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/train/train.html
ぜひともご参加ご検討ください。
どのようなセミナーが自社や自社のバイヤーに向いているか、不明な方は
お問合せください。
お問合せ先はこちらinfo-ag@agile-associates.com
企業の個別研修もお引き受けします。
ご依頼、ご質問等々は、次のメールアドレスまで!
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