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「目指せ!購買改革!!」
〜調達購買マネジメント最前線〜
─────────────────────────── 2012.02.21 ─
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☆今週のメッセージVol.1「購買の見える化から業務活用へ」
☆今週のメッセージVol.2「感動するコスト削減」
☆「調達・購買人材向トレーニングセミナー」のお知らせ
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■ 今週のメッセージVol.1「購買の見える化から業務活用へ」
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世の中では、「見える化」という言葉が良く使われています。
業務の見える化や可視化、我々も購買の見える化、など都合の良い言葉として
世の中にあふれている言葉であるように感じています。
先日のNEC様のセミナーにて、見える化をテーマに私も講演をいたしました。
ではそもそも見える化とは何でしょうか。
wikipediaでは以下のように記述されています。
1.作業についての情報を組織内で共有させることにより、現場の問題などの
早期発見・効率化・改善に役立てることを目的とする。業種などにより
適用方法は異なるが、一般的には問題・課題の認識に利用される。
図・表・グラフにして可視化する場合もあれば、音・光による体感認識を
用いた可視化もある。
2.問題の解決策を講じるために、問題点の把握を目的として見える化を
行うことがある。
3.ITインフラの整備により、電子データ化された各種業務内容を有効活用
するために、蓄積されたデータの抽出・加工によって見える化を行う場合がある。
いかがでしょうか。
上記定義におけるキーワードは以下の部分だと考えます。
・現場の問題などの早期発見・効率化・改善に役立てることを目的
・問題点の把握を目的として見える化を行う
・電子データ化された各種業務内容を有効活用するために、蓄積された
データの抽出・加工によって見える化を行う
これを購買において当てはめたとき、ポイントになるのは特に3番目の
「電子データ化」です。
購買業務において、電子データ化されたデータはたくさん蓄積されています。
しかしながら、それらのデータを有効活用できているかと問われると、
疑問視される部分はあるのではないでしょうか。
例えば
・蓄積されたデータをもとに、分析をし、戦略立案につなげられているか。
・過去のデータをベースに交渉を行えているか
など、必ず行うべき業務に役立てることはできているのでしょうか。
これを二つ返事で「実施できています。」といえる方は決して多くない印象を
私は抱いています。
業務面、データ面など、購買領域でも見える化は進んでいるのは事実です。
それでは、見える化されたものを有効活用していく、業務に役立てていく
というステップに多くの購買担当は進むべきだと考えます。
日々の業務の中でこれらの活用を考えていかない限り、データは単なるデータ、
見える化されたことで終わってしまいます。
繰り返しになりますが、見える化することが目的ではなく、見える化された
後にどのようなアクションを取っていくのか、
それができない限り、見える化の目的は達成できないのではないでしょうか。
ぜひ皆様も「見える化の次のステップ」である「業務への活用」を意識的に
行ってみてください。
(奥田 高太)
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■ 今週のメッセージVol.2「感動するコスト削減」
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調達担当者はなぜ、コスト削減をするのでしょうか。
もちろん、会社から定められた目標があるからです。
ただ、なんのための目標なのでしょうか。
それは、組織のため、安価な製品を市場に提供するためです。
では、なぜ組織のため、製品のために行動する必要があるのでしょうか。
それは、自分が働くうえでその組織の理念に共鳴したからです。
いま、なぜそこで働いているのか。この根源的な理由を失念しないほうが
いいと思うのです。
でもね、そう建前ばかり信じることはできませんよね。
「泥臭い仕事ばかりだ」「社内の地位が低い」「上司が目標ばかり求める」
「ときには人格も否定されてしまう」など、現実はうまくいかないことばかり
だからです。
最近は、多くの人がウツ状態になってしまうといいます。しかも、それは
人間関係に起因するものです。上司が誰かを叱るとき、その相手が
「か弱くなった」ことはありえます。ただ、上司の多くは、部下の成長を
祈っていることがほとんどです。ただ、言い方が強いばかりに、部下は
必要以上に強く受け止めてしまうのですね。それが「ときには人格も否定
されてしまう」という感想につながっていきます。
くだらないと思うかもしれませんが、先日、ある方からお聞きした話を書きます。
その上司と部下は、調達部門で長く仕事を続けてきた二人でした。その上司が、
ご定年で会社を辞することになったときのことです。その上司はそれまで
部下にあたり散らしては、嫌われていた人だったようです。
ある部下(この話の登場人物です)は、上司の定年にあわせて、不平不満を
つらねた手紙を送ってやろう、と画策しました。これまで苦しめやがって、
馬鹿野郎、というわけですね。
しかし、部下はその手紙を書いているうちに、どうも不平不満を書けなくなった。
去り際にそんなこと書いてどうするんだ、という想いもよぎったのでしょうか。
手紙を書けずに、上司の退社日を迎えてしまいました。
すると、逆に、上司が部下の一人ひとりに手紙を渡してくれたそうです。
強がる人だったためか、「手紙はあとで読め」と部下に指示したそうです。
上司が去って、その部下は自宅で手紙を開けました。その部下は読んで
泣いてしまったそうです。自分が不平不満を書こうとしてしまった反省も
あったかもしれません。
そこには、こう書かれていたようです(伝聞なので原文ではありません)。
・これまで厳しく指導してきて悪かった
・自分は昔、もっと強い指導を受けてきた。
・そのとき、「こんな上司にはならないぞ」と願ってきたが、
自分がそうなってしまった。
・ときには感情に任せたときもあった。申しわけなかった。
・ただ、真剣に君たちを育てようとしたことだけは信じてほしい。
・苦労に苦労を重ねた人と、気楽に仕事を続ける人とでは、人間の質が
異なってくる。
・厳しく育てられ自ら生きて行ける人、そして甘やかされて育てられ一人で
生きてゆけない人。
その教育のどちらが、ほんとうの「やさしさ」だろうか。
・今後も、君たちにうわべの優しさをふりまこうとする人たちがいるだろう。
君たちには、ほんとうの「やさしさ」と「まじめさ」を見抜く力をつけて
ほしい。
・君たちの成功を心から祈っている。
経験とは、加齢とともに増え、それだけは若輩者がどうやっても追いつけない
ものです。いまこそ年長者の熱のはいった本気の説教を聞きたい、と思うのは
私だけでしょうか。感動する組織づくりは、年長者のちょっとした勇気から
はじまるのかもしれません。
アジルアソシエイツのこのメールマガジンでは、調達購買に関する
真面目な(?)内容を書いていますが、私の個人無料のメールマガジン
「世界一のバイヤーになってみろ!!」では、旧来の型にとらわれない
さまざまな情報を発信しています。ぜひ、ご登録ください。
http://www.mag2.com/m/0000148902.html(←このURLより)
また、きたる3月7日(水)に大阪で
「調達・購買担当者のための『海外調達入門』セミナー」を実施します。
感動する組織作りに少しでも寄与できるよう、感動する講義に挑戦しますので
よろしくお願いします。
http://www.agile-associates.com/training/training_detail_global2011.html
(坂口 孝則)
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■ 「調達・購買人材向けトレーニングセミナー」のお知らせ
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2012年3月開催「調達・購買人材向けトレーニングセミナー」の
ご連絡をさせていただきます。
【基礎セミナー】
製造業「調達・購買業務基礎」セミナー
講師:野町直弘
日程:2012年 3月 8日(木)
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/training.html
【現場学セミナー】
「海外調達入門」セミナー
講師:坂口孝則
日程:2012年 3月 7日(水) <大阪開催>
お申込・詳細はこちら
http://www.agile-associates.com/training.html
「コスト削減の基本と見積査定入門」セミナー
講師:坂口孝則
日程:2012年 3月14日(水)
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