1.調達・購買部門の現状を解説:キーワード「部材逼迫」「調達コスト上昇」「海外調達」
2.東京と大阪の二会場で報告会を実施:
<東京>2011年3月17日(木) 14:00〜17:00
<大阪>2011年3月 7日(月) 14:00〜17:00
株式会社アジルアソシエイツ(代表取締役社長 野町直弘)と社団法人日本能率協会(会長 山口範雄)は、原材料・素材の価格が依然として高騰しているなかで、企業のコスト競争力に直接寄与する購買・調達部門の実態調査を行い、購買・調達部門の課題を探った。
依然として部材逼迫やコスト上昇に悩まされる中、LCC(ローコストカントリー)をはじめとする海外調達を積極的に推進し、安定調達やコスト抑制を図ろうとしている。一方で、海外調達を拡大するための組織・教育体系はあまり整備されておらず、これから着手すべき課題となっている。
今回の報告会では、購買・調達部門の現状を解説し、課題や将来に向けた施策を探る。
■報告会の概要
日時:
<東京>2011年3月17日(木) 14:00〜17:00
<大阪>2011年3月 7日(月) 14:00〜17:00
プログラム:
2010年度「購買・調達に関する調査」報告
1. 材料高騰と部品逼迫に苦悩する日本企業
2. 安定調達と海外調達に取り組む調達・購買部門
3. 海外調達拡大に挑む調達・購買部門 ・・・他
場所: 日本能率協会 研修室(東京都港区芝公園/大阪市北区梅田)
講師: 株式会社アジルアソシエイツ 取締役 坂口 孝則
参加費: 5,000円/1名 (報告書込)
報告書のみのご購入はこちらのページへ
お申込:日本能率協会ホームページより
■調査の概要
調査時期: 2010年8月〜9月
調査対象: 国内企業の購買・調達責任者
調査方法: 調査票を郵送配布⇒郵送及びインターネットによる調査票回収
回答数 : 281社 (配布数:1,286件、回収率:22%)
回答企業: 上場(59%)、非上場(41%)
■調査のポイント
1.部材逼迫に苦しむ日本企業
・61%もの企業が「部材の入手が厳しい」「生産に影響が出ている」と回答
・入手困難な部材は「電子部品・デバイス」(88社)、「化学製品」(41社)、「鉄鉱」(29社)と続く
・入手困難な理由は「主に新興国の需要増に対して国内サプライヤのキャパ不足」(119回答)、「海外サプライヤが日本企業に振り向ける製品数の減少」(78回答)と続く
2.調達品コスト上昇に悩まされる日本企業
・調達品のコスト上昇率は「製材・木製品」(コストが上昇したと回答した企業の平均上昇率42%。以下同)、「加工食品」(30.5%)、「農林水産物」(28.1%)、と大幅なコスト上昇率であった
・対応策は、「購入先の多様化」、「コスト上昇品目の上昇幅、及び時期の見直し」、「グローバル調達の促進」となっている。ただし、企業の多く(52%)は調達品のコスト上昇を「サプライヤからの見積りで初めて知る」など事後確認しかできていない
3.海外調達を推進する日本企業
・回答企業の89%が一つ以上の品目で輸入を実施(直接輸入は51%、間接輸入は38%)している。既存の海外調達先は中国(28%)、韓国(11%)、アメリカ(11%)と続く
・日本企業の67%が「海外調達の量と金額を増加させる計画」と回答。また、将来の新規調達先として検討、あるいは調達額の拡大を検討している国は、中国(海外調達先を拡大すると回答した企業のうち20%。以下同)、インド(15%)、ベトナム(14.1%)とLCC(ローコストカントリー)が目立つ
・ただし、海外調達の専門部隊を設けている企業は回答233社中41社(18%)にとどまる。また、その担当者への教育は「OJT」(170社)がもっとも多いが、次点は「特に何もしていない」(51社)となっており、「輸入専門知識をカリキュラム立てて教育している」「各国の文化・慣習・宗教等、地域特有知識を教育している」と回答した企業は、合計しても45社にすぎない
■アジルアソシエイツについて
株式会社アジルアソシエイツは、「『買う』で新しい価値を創出」をキーワードに、コンサルティング事業、トレーニング事業を通して、お客様の「最適な調達・購買の仕組みづくり」を支援いたします。
事業内容:調達・購買業務に関するコンサルティング、トレーニング、情報提供など
住 所 :〒107-0052 東京都港区赤坂2-13-19 多聞堂ビル5F
URL : http://www.agile-associates.com/
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社アジルアソシエイツ(担当:坂口)
Tel:03-5545-3203
Fax:03-5545-3204
E-Mail:info-ag@agile-associates.com