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アジルアソシエイツが講演するセミナーにお越し頂いた方々、
その他の機会に名刺交換をさせて頂いた方々にお送りしています。
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「目指せ!購買改革!!」
?調達購買マネジメント最前線?
────────────────────────2007. 7 .17────
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☆レポート「集中購買は何故進まないのか?」を発表
☆第十一回購買ネットワーク会【拡大版】のお知らせ
☆今週のメッセージVol.1「サプライヤマネジメントの重要性」
☆今週のメッセージVol.2「サプライヤの顔が見えるということ」
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■ ☆レポート「集中購買は何故進まないのか?」を発表
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本日2007年7月17日にレポート第5弾となる
「集中購買は何故進まないのか?」を発表しました。
『集中購買』は古くからある調達・購買業務のコンセプトです。
ただ、未だに集中購買が上手く機能していない企業も少なくありません。
その論拠として、アジルアソシエイツのコンサルティングテーマの
殆どに『集中購買』の構築が関係していることも上げられます。
近年調達・購買業務の業務範囲やトップマネジメントからの期待は、
益々大きくなってきています。
一方で、レアメタルや原油等の一次産品の価格高騰から、
如何にコストアップを抑制するか、という新たな課題にも
立ち向かわなければなりません。
このような環境下で、現場の経験に基づいた同レポートを多いに
参照していただければ幸いです。
是非ご一読を宜しくお願い致します。
レポートのダウンロードはこちらから
⇒http://www.agile-associates.com/2007/07/post_31.html
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■ ☆第十一回購買ネットワーク会【拡大版】のお知らせ
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「Co-buy.net」と某大手製造業の現役バイヤーが発行している
メールニュース「世界一のバイヤーになってみろ」
及び現役バイヤー同志の方々で、第十一回購買ネットワーク会を
開催致します。
この会は、業種を超えた先進的バイヤーや購買・調達関連に
携わる方々の自主的な交流会になります。
今回は拡大版として、新しい試みを企画しております。
開催日時は7月28日(土)10:00?18:00、
開催場所は日本能率協会会議室です。
皆様方のご参加をお待ちしております。
第十一回購買ネットワーク会の詳細および申込はこちら
⇒http://www.co-buy.net/modules/eguide/
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■ ☆今週のメッセージVol.1
□ 「サプライヤマネジメントの重要性」
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先日、購買分野で有名な方の講演を聞く機会がありました。
その中で、CSM(コンポーネンツ&サプライヤマネジメント)ツールの
重要性の話がでてきました。
CSMとは、主に部品(コンポーネンツ)の視点から、部品の標準化、
部品種類の統合、部品購入価格の比較や開発購買における購買部門の
推奨部品の採用等の活動をやりやすくするための
いわゆる情報系ツールです。
元々、このツールは90年代後半に
米国のASPECTDevelopmentという会社のツールが主要な
パッケージソフトとして、米国企業中心に導入を進めました。
日本企業でも数社が導入を行いましたが、
その後、開発購買が中々進展していない状況の下、
あまりCSMというツール自体を聞かなくなりました。
ASPECTはサプライチェーンマネジメントのツールベンダーであるi2に
買収されましたが、あまり日本で導入が進んだという話は
聞きませんでした。
このように元々のCSMのコンセプトや機能自体は
あまり新しいものではなかったのですが、
どうやら最近またCSMの導入企業が増えているようです。
実はCSMのCではなくSのサプライヤマネジメントに使われ
始めているようです。
CSMは、品目毎のサプライヤ情報を管理することが可能です。
つまり色々なデータベースから情報を吸上げ、
品目毎のサプライヤ評価を行ったり、サプライヤの会社情報、
経営状況、得意分野から社内のユーザー部門からの評価、
契約情報などの情報を集約し、品目毎のサプライヤ情報を
可視化(見える化)することができます。
一方で、昨今の内部統制の強化、偽装請負問題、環境規制を
中心としたCSR調達の推進から、
いわゆるTier1サプライヤ(一次サプライヤ)だけでなく、
Tier2サプライヤ(孫受けサプライヤ)の管理、
メーカーだけでなく、販社、商社の管理まで幅広い管理が
求められ始めました。
特に、一次サプライヤ、下請け、孫受けの構造が一般的である、
工事事業者やSI事業者などの品目に関しては、
サプライヤマネジメントの重要性が高くなっています。
このような内部統制、購買リスク管理、最適なサプライヤ選定
という観点から、サプライヤマネジメントをCSMで実現しよう
という流れがでてきているようです。
あくまでもITツールは手段でしかありません。
またいわゆるオペレーション業務ではない、情報系のツールなので、
上手く活用しなければ宝の持ち腐れになる要素は高いと考えられます。
一方、部品とサプライヤという2つの軸は調達・購買業務の
コアとなるクライテリアであり、一層の集中購買の推進、全社に
埋もれる情報の活用という視点からもこのようなツールを活用して、
より近代的な調達・購買業務への改革を図っていく企業は
益々増加していくことでしょう。
また、部品、サプライヤという2軸の情報を開発、設計、生産部門と
共有することが、開発購買や開発上流段階でのコストの作りこみに
寄与していくことも間違いないと考えています。
(野町 直弘)
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■ ☆今週のメッセージVol.2
□ 「サプライヤの顔が見えるということ」
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10年以上前にある人から聞いた話です。
「某大手自動車メーカーは、創業期に購買を作らなかった。
なぜなら、購買部を作ると今まで会社の発展に貢献して
きてくれた会社を捨てて、安いという理由で
見たこともない会社とつきあうことになるからだ。」
というものです。
その創業期の自動車メーカーは、
機械加工品を作っている町工場や工具の問屋に助けられて
成長してきたことと思います。
サプライヤの顔が見えるとは、
品質管理体制や供給能力が見えることももちろんですが、
バイヤーが実行したコスト削減やサプライヤ変更が、
サプライヤに対してどのような影響を与えるかが、
見えるということです。
コスト削減のもたらす結果として、
体力のある企業の場合は、利益が少し縮小するくらいで済みますが、
体力のない企業では、従業員の数を減らしたり、給与を削ったり
しなければなりません。
余談ですが、約23年前,私が新人バイヤーだったときのことです。
私の所属する会社の業績が厳しくなって、
協力会社にコスト削減の依頼をしに行くたびに、
その会社の従業員数が減っていったことを記憶しています。
コスト削減の優先順位は、
効果の大きさと難易度のマトリックスで決まると言われています。
目に見える成果を出そうとするバイヤーは、
難易度が低く、効果の大きいところから着手します。
一方で次のようなマトリックスも存在すると考えられます。
1.成果を出すのは簡単だが、体力の弱いサプライヤの
集まっている領域(例:工具、印刷)
2.成果を出すのは難しいが、体力のあるサプライヤの
集まっている領域(例:広告宣伝)
いずれの領域を優先するかは、現場のバイヤーが
よく直面する課題です。
2の領域であっても、バイヤーの知力を使うことで、
成果を出すことは可能ですし、仮に2の領域が現在、
購買対象範囲外であるのであれば、積極的に取り組む
努力をすることで、成果を出し続けることができる
のではないかと思います。
最近のバイヤーは、
コスト削減の先にあるものをなかなか見なくなって
きているようです。
これからのバイヤーは、
自分のコスト削減の先にあるものが何かを見る人であり、
それが単なる中小サプライヤからの利益の吸い上げにしか
ならないなら、自分の担当エリアを取り込んででも成果
をあげていく人であると思っています。
(鬼沢 正一)
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